2011年10月1日
 先日のMCCのサイクリングで、私の『つぎはぎ日本一周』のスタイルと同じ感じで、日本を巡っているS原さん「やまぼけ」さんと知り合った。その前日のシーツーサミットにも参加したということも知り、タフだな〜と思ったのだが、シ―ツーサミットに出たということは、カヤックも持っているということだと思い、やまぼけさんのHPを見ると、カヤックのこともあった。私の近くで、なかなかカヤックをする人が見つからなかったのだが、「やっとみつけた〜」って感じで、HPに掲載されていたメールアドレスに連絡をしてみた。「カヤックを一緒にやりませんか」と。 すると、すぐに、ぜひやりましょうというご返事をいただき、本日その1回目のツーリングをする約束をした。
 高津川の河口で会う約束をしていたのだけれど、近くのスーパーで弁当や飲み物を買うために寄ったら、車の上にシットオンカヤックを積んでいる自動車が停まっていた。きっと、やまぼけさんだ〜と思ったら、大正解。そこから2台の車を連ねて、まずは、海の様子を見に行くことにした。持石海岸は、とてもカヤックができるような状態ではなく、結構な波があった。

 川という手もあったが、こんなに波があっても湾の中はそれほどでもないことがよくあるので、須佐湾に向かうことに。
 須佐湾は予想どおり、持石海岸の大波が嘘のようにおだやかな感じだった。これなら、ここでできる!ということで、以前出艇した場所で、準備をする。シットオンカヤックの準備はおろしてちょっとですむのだが、私のフォールディングカヤックは、組み立てるのに結構時間がかかる。それでも割と早く組み立てができ、いよいよ出艇。

 前回が2008年だから、3年ぶりということになる。久々の海の上。最初はやはり、多少不安な感じがしたが、ちょっとしたら、感覚も思い出され気持ちよく進む。


一人で出るときに比べると、2人というのは心強い。万が一沈しても、相互にレスキューできる。やまぼけさんは、海は初めてということだが、シットオンカヤックは安定していて余裕のパドリング。頭には防水カメラで動画の撮影などもしていた。

 

 私も、防水パックに入れたカメラで様子を撮影しながら進んだのだが、どうも、防水パックではぼけた感じで、鮮明に映らず、防水カメラがほしいな〜と思った。

 須佐湾は結構広くて、途中、大きなうねりがあるところもあった。頭上よりも高い波(カヤックは海面すれすれなのでよくあることなのだが)というのはやはり多少の恐怖感があった。それでも白波がたつようなものではなく、大きなうねりなので大きくゆられるといった感じで沈をしそうな感じではなかった。
 湾の奥の方に行くと、そこは、もう湖のように穏やかで、カヤックの上で昼寝でもできそうだった。やまぼけさんと、いろいろな会話をしながら、お互い「贅沢じゃね〜」とこの趣味に出会えたことをしっかりと味わっていた。湾と言っても、いろいろな箇所があり、岩に穴があいたようなところや、海の中の小島に建てられた神社の鳥居、小さな橋の下を通れる箇所など、陸からは気がつかなかったようなところも散策した。 海の中の小島の鳥居も。

   

 

砂浜に上陸して、弁当タイム。遠足のよう。

  

昼食後は出艇した場所に戻るのだが、再びうねりの中を進まないといけないので、気持ちを引き締めて進む。しかし、朝よりも、うねりは小さくなり思ったよりも早く到着。

 

 やっぱり、カヤックもいいな〜と改めて認識したツーリングだった。また、一緒にツーリングに出る約束をして、やまぼけさんとお別れした。
 家に帰ってから、フォールディングカヤックや、ウエットスーツなど水洗いなど、手入れをする。これが結構手間なのだけれど、大切なので、しっかりやり、本日の贅沢な趣味タイム終了。