やまぼけさんと、2回目のカヤックツーリング。今回は、世界遺産である石見銀山の積出港があった温泉津の海岸線を巡るコースを計画。前々から、この日を約束していたのであるが、海というのは、その日の状況によってできない場合があるので、荒れていたら、江の川下りという第2パターンも計画していた。
集合は、朝8時、近くのスーパーの駐車場。お互い、弁当や飲み物などを購入して、海の様子を見てから決めることに。
川の場合だと、上流と、ゴールの2地点に車があった方がよいので、海が荒れていたら2台で、海が凪だったら、1台で行こうということで海が確認できる地点まで2台で行くことにした。
三隅の折居で海をしっかりと確認。めったにないぐらいの凪だった。これなら、きっと1台でも大丈夫ということで、やまぼけさんの車にカヤックを積み込み、1台で温泉津へ向かった。
昨夜、安蔵寺山ヒルクライムの反省会&慰労会があったので、寝不足だったので、申し訳ないけれど、車の助手席でうとうとしてしまった。「ごめんなさい やまぼけさん」
温泉津温泉街の駐車場に到着。その前によい感じの砂浜が・・・。ここからカヤックをスタートさせることに決定。
カナール416を組み立てる。慣れてきたので最初に比べると、随分速く組み立てられるようになってはいるが、シットオンカヤックの準備に比べるとやはり時間がかかる。やまぼけさんにちょっと待ってもらい、いよいよ、温泉津の海岸ツーリングのスタート。
それにしても、本当に凪。海面が湖のよう。これだけ条件が整ったのは奇跡に近い? ゆったり、のんびりと海面を散歩。水の透明度も抜群だ。
海から見た温泉津の海岸というのは初めてだったのだが、奇岩や洞窟のような穴が結構あったりして、とても面白いコース。トンネルのように岩の穴を何か所もくぐったりした。穴があると、通ってみたくなるんだなぁ〜。少年のように冒険心がふつふつと沸いてくるよう。カヤックならではのルート。
前回のカヤックツーリングのとき、写真撮影に苦労したので、このツーリングのために秘密兵器を購入した。それは、オリンパスTG−610というもの。このカメラ、5m防水、耐落下衝撃1.5mというタフなもの。これで、安心して、カヤックで写真撮影、動画撮影ができる。・・・・と思っていたら、やまぼけさんも、なんと、この間に、同じオリンパスのTG-310というデジカメを購入していた。同じことを考えていたのだ〜。
お互い、カヤックをしている様子をデジカメでしっかりと撮って、景色とこの雰囲気を堪能した。
昼食は、鳴き砂で有名な琴ヶ浜へ上陸。朝、購入していた弁当やパンなどを食べた。トイレに行きたくなったのだが、まさか、超綺麗でないと、鳴き砂にはならないというこの浜を汚すわけにもいかず、ちょっと、防波堤を越えて道路に出ると、ありがたいことに公衆便所があった。
鳴き砂は?と思い、砂浜を歩くと、確かに、キュッツ、キュッツという音が!鳴き砂健在!動画にも撮ったのだが、音が小さくてあまり聞こえないけれど・・・。
帰りも、奇岩や穴を通りながら進む。特に、大きな洞窟の中にリンゴの形をした岩がのっかっているような面白い場所が・・・。中に入ってじっくりと見るが、見れば見るほど不思議な感じをうけた。
2重のトンネル〜!
リンゴがのっかってる?
その後、やや沖を進むが、漕いでも漕いでも進んでいるという実感がもてないような状況、こういう時は、疲れも倍に・・・。やまぼけさんも同じ心境のよう。時々、海上でパドルをとめ、休憩しながら進む。
結構、最後はへとへとって感じになりながらも、無事、スタート地点に到着。
片づけ後は、本日のもう一つの楽しみ、温泉津温泉の元湯に入ること。
ここは1300年前に発見された歴史のある温泉。
なんと、この時間は我々二人だけということを聞く。これは、是非、写真に撮ろうということになり、やまぼけさんとお互い防水カメラで温泉の写真を撮る。こんなこともめったにできない経験。お湯は、温度が高く、ゆっくりつかるという感じではなかったが、とても気持ちよかった。すっきりしたところで、益田に向けて出発。
本日のツーリング終了。
益田に着いたのは、夕方になっていたが、カヤックやウエットスーツなどを水で洗うなどのメンテナンスをする。これをしとかないと、すぐにだめになる。
疲れたけど、やっぱり楽しかった〜。大人の遠足だ〜。
本日のコース 青が往路 赤が復路 (やまぼけさんより)
カヌー始めたいと夫婦で話していますが、結果いつも、「今は無理だよね」と結論になってしまいます。