手作りカヌー

 前々から、ベニヤ板でカヌーを作っている人たちがいるということは、インターネットで知っていた。
「へ〜。おもしろいことをするなあ。」
という感想を持っていた。
 まさか、自分が作ろうとは・・・・。
 ウィークエンド寺子屋のカヌーをしようという話題が、何度か出ていた。そんな中、生涯学習課に勤めているO氏から
「宍道の方で、カヌーを作っている団体がおって、見たけど、このカヌーなかなかいいんよ。しかも1万円ぐらいでできるそうなんじゃ。生涯学習課で企画をするけえ、参加せんか?」
 ああ、きっとインターネットで出ていたあのカヌーのことだなと思い、そのサイトに出ていた数々の美しいカヌーのことを思い、すぐに、
「作りましょう。参加します。」
ということで作ることに決定。
 それにしても、のぶゆき氏は、いつも本当に実行力がある。いろいろなことを精力的にどんどん進めていく。また、顔がでか・・いや、顔が広く、すぐに協力体制ができあがる。すごい才能だと思う。

 寺子これが我々のテキストだ〜屋のメンバーから3家族、その他、生涯学習課に応募した5家族が集まりカヌー作りがスタートした。
 第1回目は、アメンボの会(宍道のカヌー作りの方)たちにきていただき、実際のカヌーを見せていただいたり、市民プールで試乗したりした。ただ、私は体操大会の審判のため、この回は参加できなかった。

2003.6.22
 私は2回目のこの日から参加。生涯学習課募集のカヌー作りをする。SB家、O家、我が家と、その他応募された方々2〜3家族が参加。9時から始まる。我が家からは、未だ手がけていないウッドデッキ製作のために購入したジグソーを持って中央公民館3階軽運動場に息子たちと行く。このカヌー作りは、ちょっと変っていて、ベニア板で作るのである。型紙をベニアに貼って、それを押しピンで写し取り、型を取る。その型にそって、ジグソーで切り抜いていく。切り抜いてできたパーツを組み立ててカヌーを作るというものである。前回は都合で参加できなかったのであるが、そのときには、実際に作成したカヌーの試乗会があったそうで、なかなか立派なカヌーができるらしいのである。
 子どもたちもできる作業を手伝う。最初の型取りは、台紙にあわせて押しピンを押していくだけなので、子どもたちも大活躍、次のピン跡とピン跡をボールペンでつないでいくという作業も張り切ってやった。しかし、今日のメインイベントのジグソーを使っての切り抜きは、さすがに怖がってなかなかできなかった。上の息子には、せっかくのチャンスだからと少しやらせた。子どもたちは、切り抜きの作業に参加できなくても、切れはしのベニア板を使って「チャンバラごっこ」・・・(なつかし)などをして遊んでいた。
 ものを作るということは基本的にはとても楽しいことだと思う。やっていてあっという間に時間がすぎた。


この日の作業は、型紙をベニヤ板に写すことから始めた。型紙の角に押しピンを押して、紙をはずし、押しピンの跡同士を線で結ぶのである。子どもたちも総動員で、さっせと作業。

 それができたら、早速切り出しを開始した。今思うと、ここでしっかり慎重に切らないといけなかったのであるが・・・・。あっと思ったときは遅く、船底の支えになる部材を切りすぎてしまう。その場面をしぶちゃんが見ていて。
「あ〜あ、これは「私M」のカヌーに決定!」
という一言。これ以後、みんなが、ちょっと失敗すると
「どうせM艇じゃけ〜」
というなぐさめの言葉が交わされるようになる。


この日の作業 は切り出しまで。